M先生です。
先日、足柄大井農園の内藤さんのビニールハウスに4.5歳の子どもたちがお邪魔させていただきました。
5月に初めて伺った時には、ハウスいっぱいに数えきれないほどの鮮やかなトマトで埋め尽くされていましたが、今回は3日前に植えたばかりの小さな苗が並んでいました。
この小さな苗が以前見た赤くてツヤツヤのトマトと同じとは思えない!というような不思議そうな表情で内藤さんのお話に耳を傾けていました。
一人ひとり苗に触らせてもらうと、苗の中央にプラスチックの留め具がされていました。
それは〝接ぎ木”といって上半分がトマトの木、下半分はなんと…
かぼちゃの仲間の苗をプラスチックの留め具でくっつけて一本の苗にしていると教えていただきました。
それを聞いて「えっ!なんでなのだろう…」と、子どもも先生も驚きを隠せませんでした。
実はトマトは病気にかかりやすいため、かかりにくい別の植物の苗と接ぎ木することで元気に育ってくれるのです!
これこそがトマト栽培のコツ♪
そんな丹精込めて大切に育てていくことで、根っこを伸ばし土を掴んで養分を吸収し、ぐんぐん大きく育っていくのです。
普段食材を買って食べるだけではわからない面白い事を学ぶことができました。
足柄大井農園の内藤さん、いつも丁寧なご指導ありがとうございます♪
実際に触ることで子どもたちが食に興味をもついい機会となったことは間違いありません!
みのりぐみは園に帰ってさっそく好きな色を使ってトマトの苗の絵を描き、感じたことを自由に文字を使って表現し、観察記録を作りました。
これから2階の廊下に美味しいトマトが出来るまでの観察記録を掲示していきますので是非ご覧になってください。
はなぐみは造形活動を通して表現していきたいと考えています。
お楽しみに♪
子どもが感じる「これ、何だろう?」「見てみたい」「触ってみたい」といった探究心や好奇心は学習効果を大きく高めると言われています。
「もっと知りたい!」という気持ちが主体的な学びにも繋がります。
観察することで物事をしっかり捉え、変化を感じ気づきを得られる能力も育ちます。
視覚的な情報だけでなく、植物の茎や花の匂い、葉っぱや実の手触りを感じたり、変化を五感でたくさん味わう経験こそが将来の健康的な食習慣にも繋がりますね。
また2週間後にビニールハウスにお邪魔させていただくことを今から心待ちにしている子どもたちです♪