こんにちは!2歳児クラスのT先生です。
先日、園庭で遊んでいると向かいの公園で凧あげをしている親子の姿が見えました。子ども達に伝えてみると、興味津々でその様子を見つめます✨
保育者が「みんなもやってみる?」と聞くと、「やりたい!」「やる!」と元気な返事が!興味を持った瞬間が、子どもたちの遊びが広がるチャンスです。”やってみたい”と思う気持ちはとても大切。今回は、凧あげに興味を持った子ども達の様子をお伝えしていきますね♫
凧はビニール袋と毛糸で作ります。ビニール袋には油性ペンで思い思いに絵を描きました。腕を大きく動かして袋いっぱいに描く子がいれば、1本ずつ色を選んで慎重に描く子も。紙や画用紙とは違う素材に描くことも、子ども達にとっては面白い体験ですよね😊
さて、いよいよ凧をあげる日がやってきました。子ども達も保育者も初めての凧あげにドキドキ。保育者が子ども達の前で一度やってみると・・・ビニール袋に風が入ってふわっと浮き上がりました。その様子を見た子ども達はワクワクした表情でいてもたってもいられない様子。一斉に走ったり歩いたりしながら凧あげスタート!ニコニコの笑顔で走り出す姿がとても可愛いかったです💕
公園の築山の頂上では、風が吹いているので走らなくても凧がふわふわと浮きます。手を上下に動かしながら、凧が浮かんだり落ちたりする感覚を楽しむ姿が見られました。見ている時には味わえない感覚。実際に体験するからこそ、いろいろなことを体で感じることができるのです。様々な経験や体験を通して、触れたり考えたり感じたりしながら、たくさん楽しんでほしいですよね!
凧あげは日本の伝承遊びとして親しまれていますが、伝承遊びの良さは何だと思いますか?伝承遊びといえば、鬼ごっこやかくれんぼ、あやとりや折り紙、コマ回しやカルタなどが代表的ですね。昔から伝承されてきた遊びには、子どもの成長を促す多くの効果があるそうですよ。子どもの人数や年齢などに応じて工夫をして遊ぶことで、体を動かしながら身体能力を向上させたり、歌をうたうことで言葉を覚えたりと、遊びながら自然と発達に良い影響を与えてくれるのが、伝承遊びの素敵なところです😊
子どもを取り巻く環境の変化によって、子どもの遊び方は大きく変わってきました。核家族化や少子化の影響だけでなく、携帯やゲームの存在も大きいです。子どもの興味や関心は、時代に応じて変化していくものですが、子ども達の心身を育んできた遊びが消えてしまうのは避けたいところです。そこで、私たちの出番!私たち大人がしっかり伝承していき、さらに今の子どもたちが次の世代に繋げることができたら、とても素敵ですよね✨
これからも伝承遊びを積極的に保育の中に取り入れて、子ども達と一緒に楽しんでいきたいと思います♪