こども誰でも通園制度の利用が広がっています!

こどもまんなか園のこと

【こども誰でも通園制度】
保護者の就労要件に関わらず、保育園等に通っていない未就園のお子さんを一定時間お預かりする国の新制度「こども誰でも通園制度」。当園でも4月から受け入れをスタートして、早いもので2ヶ月が経ちました。

実は、制度が始まるギリギリまで役場と運用システムなどの調整を重ねていたこともあり、また、制度そのものへの様々な意見も耳にしていたため、正直なところ「どのようなスタートになるのだろう」と不安もありました。しかし開始早々から大井町在住の方はもちろん、町外からもたくさんのご利用やお問い合わせをいただき、この制度への関心の高さを想像以上に実感しています。

「利用してみようかな」と思って一歩踏み出したお母さんからこんな切実な本音が。
「仕事をしていないのに0歳児を保育園に預けてよいのでしょうか」
「まだこんなに小さいのに保育園に預けるのは寂しい思いをさせるかもと罪悪感があります」

そうですよね。家庭で育てているからこそ「保育園ってどんなところ?」「本当に預けてもよいのかな」と周りの目を気にして不安になったり、お子さんと離れることで心が痛んだりするのはとても良く分かります。

当園では現在、基本3時間の利用時間の中であそびから給食(離乳食)まで午前中の日常をまるごと味わってほしい・・そんな想いでお子さんたちをお迎えしています。

先日、継続して利用されているお母さんとこんなお話になりました。
「預けたことがない保育園にいきなり一人で入るのはかわいそうかも・・」そんな気持ちで利用が始まった矢先、ご家庭に帰ってからとっても嬉しい変化が見られたそうです。
「家庭では教えていなかった(いつも自分がやっていた)のに、食べ終わった自分の食器を運ぼうと(お片づけ)していて・・」また「園で聴いたうたを家に帰って遊びながら鼻歌を歌っているんです」と嬉しそうに話してくれました。

寂しがるどころか、子どもは子どもの世界で色々なことを目にして経験し、ほんの一瞬の出来事からもたくさんのことを学んでいるのですよね。
また、他のお母さんの言葉でとても印象的だったことが「子どものために利用しようと思っていたけれど、実は自分自身の子育ての学びにもなっています」という言葉でした。
実際に保育者と「今日はこんな様子でしたよ」「そんな関わり方があるのですね」「ずっと悩んでいたけれど、そのやり方なら家でもできるかも」とリアルに言葉を交わす中でたくさんの新しい発見があるようです。「教えてもらった裏ワザ、家でもやってみるのでまた報告しますね」なんてお声をかけていただけるのは、本当に保育者冥利に尽きます。

もちろん、子どもには一人ひとり個性や特性があります。「これさえやればOK」という正解はありません。だからこそ、関わり方の引き出しをたくさん持っておくことが子育てをちょっとラクにする秘訣なんだと思います。

保育園には日々たくさんの子どもたちと賑やかに楽しく過ごす中で積み重ねてきた経験という”引き出し”が山ほどあります。私たち保育者は、その引き出しをオープンにして、子育て世代の皆さんと一緒に子どもの成長を見つけ、一緒に「できた」を喜び合える関係でありたいなと思っています。

最近では当園の子育て支援ひろばや一時預かりと組み合わせて、ご家庭に合った形でこの制度を利用される方も増えきました。

「正直どのようなスタートを切るのかな」から始まったこども誰でも通園制度ですが、今では子どもたちにとって新しい経験の場となっています。そして保護者の方にとっては「これ相談してみよう!」「家では味わえない経験ができた」とホッと一息つける心の拠り所になれたら嬉しいなと思っています。

「ちょっと気になるな」「どんな場所か見てみたい」
大井町在住の方はもちろん、町外の方も大歓迎です。ぜひたくさんの親子の皆さんとお会いできることを、心から楽しみにしています。

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