
もうすぐ2月。
2月の行事といえば、「節分」ですよね。
昔から節分といえば鬼退治。悪い鬼を懲らしめて、めでたしめでたし…という物語が定番でした。
しかし、時代と共にその結末や捉え方が少しずつ変化しています。もちろん、悪いことをしてはいけないですし、間違いに気づいたら正すというメッセージは今も変わらず丁寧に関わっていきたい所です。
問題は、それをどのように子どもたちに伝えるかです。
保育園で節分を行事として考えたとき、物語の鬼をそのまま保育に落とし込み
・片付けをしない子
・野菜を食べない子
・いつも泣いている子
・いじわるをしてしまう子
・トイレに誘っても行かない子 などなど。
つまり、「大人の言うことを聞かない子」に対して「鬼」というパワーワードで泣かせて従わせる。このような視点ですと節分を「しつけ」の道具にしたり、パワハラに近いものになってしまいます。
だからといって、「パワハラになるから節分はやりません」という話ではないと思っています。大切なのは、節分の本来の意味(邪気をはらって福を呼ぶ)をポジティブに子どもたちに伝えていくか…です。
当園の今年の節分テーマは、「勇者を募るロールプレイングゲーム」で企画しました。
鬼から届いたのは、「退治されるため」ではなく「挑戦状」。
「困っている人を助ける勇気はある?」「一歩踏み出す力はある?」そんな問いかけに「やってみようかな」と思う勇者を募ることにしました。
・勇者バッジ:勇気を出してみようとする子へ
・福の神バッジ:みんなを守り、温かく応援する子へ
・ダブルバッジ:もちろん、どちらの心を持っていてもOK
先生たちも「守る大人」と一緒に立ち向かう「勇者の仲間」として子ども一人ひとりに寄り添い気持ちを大切にしていきます。
泣かせて分からせる節分ではなく、
脅すための鬼ではなく、
子どもたちが「楽しそう」「ちょっとドキドキするけれど面白い」「守られている」と色々な気持ちに気づく。そして、園内にはポスターも掲示し保護者の方も一緒に子どもたちと考えて見守ってもらう…そんな時間になればよいなと思っています。
2月3日。みんなの気持ちが福でいっぱいになりますように。


