先日当園にて保護者参加型の『こもれび春まつり』が開催されました。
全12種類もあるブースの中で、手作り体験ができるのは2つ‼
1つは『ローズマリーのサシェづくり』もう一つが『玉ねぎ染め』。
今回は『玉ねぎ染め』についてです😊
皆さんは玉ねぎ染めを知っていますか⁈すでに体験したことがある方もいるかもしれませんが、玉ねぎの皮を煮だして、色を出し、その染め液で布などを染めることです。使う部分は、あのカサカサした外側の茶色い皮だけです。その皮を、沸騰したお湯で30分~1時間煮出します。あっという間に、麦茶のような濃い茶色の染め液が出来ます。
そこに布を入れますが、今回春まつりではさらし布を25㎝ずつに切り、布の周りをミシンできれいに縫ったものを、みんなお揃いで使いました!自分の布がわかるように、染める前に、名前を書いて、さあ‼染め物スタートです。布には河原で拾ってきた石・ビー玉・ペットボトルキャップを布でくるみ、輪ゴムや麻の紐でギュッときつく留めます。大きさや形の違うものをくるんだり、布のどの場所に巻きつけるか親子で作戦会議!、おうちの人が子どもたちに『どれを巻いてみる⁉』『この石でやってみようか?』と聞いたり、『このおっきなビー玉使いたい』『このへんに巻いてみる!』と子どもたち。会話をしながら作業を進めていきます。巻きつけたところがどんな模様になるか、楽しみにしながら玉ねぎの染め液の中へ布をドボン‼みるみるうちに、白かった布が黄色くなってきました。染まるのが楽しみですが、今日は、このまま染め液に1時間以上つけ、その後に色落ちを防ぐための重曹溶液にまた1時間以上つけました。
さて、次の日です。クラスごとに昨日の染めたものを園庭で、広げて行きました。輪ゴムやひもをほどき、中に入れたビー玉などを取り除きます。水を張ったたらいの中で2回ほどすすぐことも、幼児クラスの子どもたちは自分たちで行いました。『わあー‼』と染まった布と、縛ったところが白く模様になっていることに、喜んだりびっくりする子どもたち。
世界に1枚しかない自分だけの染め物。青い空の下、みんなの玉ねぎ染めの黄色い布が風に吹かれて干されています!お持ち帰りして、おうちの人に出来上がりを早く見せたい子どもたちでした✨
今回、この染め物に使う玉ねぎの皮を、おうちから持って来てもらえるように皆さんに協力をお願いしました。親子で、玉ねぎ染めの話をしながら、玉ねぎの皮剥きをしてくださったようです。たくさんのご協力、本当にありがとうございました!野菜の廃棄物からこんなに素敵な染め物が出来たり、オリジナルの模様ができることで、創造性を育む体験が出来ました。この体験を活かして、植物の色水遊びや違う野菜からも染め物が出来るかなど、遊びや学びのきっかけになったらいいなと思っています。